青年・学生部総会 ~明文改憲「緊急事態条項」学ぶ~

青年・学生部は、6月19日民主会館にて総会を行い13人が参加しました。

前半は、三宅裕一郎さん(三重短期大学教授)に「緊急事態条項とはなにか?」をテーマに講演していただきました。
「兵站」活動について「米軍では経費節減や専門技術を必要する装備の増加によって民間企業に兵站業務を委託する例が多くなっている。イラク戦争では陸上自衛隊も日本の民間企業に輸送作業の99%を依存していたことが明らかにされている。戦争の民間委託は進んでおり安保法制は自衛隊だけの問題ではない」
と指摘。

6月19日 民主会館

6月19日 民主会館

さらに、大規模災害を理由に緊急事態条項の制定を企む政府に対し
「既に災害対策基本法等があるにもかかわらず有効な措置をとれないのは、法的権限の不適切行使や具体化の不備、事前の準備不足によるもの。非常事態宣言を付ければ、魔法のように地道な作業の必要性を解消してくれるわけではない」
と訴えました。
最後に「テロの脅威に軍事力で対抗した先に一般市民には何が待っているのか。戦争を私たち自身の問題として捉え直す」必要性があると話されました。

後半は活動方針と役員を確認し、今期の活動内容について話し合い「青年・学生部の旗を作ろう」「労組の青年部に講師活動をしよう」という具体的なものや「沖縄や米軍基地見学に行き、帰りに温泉に入る合宿」などたくさんの意見が出されました。

活動方針
①あらゆる青年とともに平和運動をすすめます
②一緒にやりたくなる宣伝にとりくみます
③メーリングリスト、SNSを活用し情報発信をします
④情勢を学びます