8・15名古屋集会 ~メディアに声を届ける市民運動を~

日本ジャーナリスト会議東海、愛知県平和委員会など8団体共催の2016平和を語る八月名古屋集会(略称8・15名古屋集会)は8月15日(月)夜名古屋市東区のウイルあいち大会議室で開かれました。
テーマは「安倍政治とテレビ報道の危機」です。
猛暑下「お盆休みのド真ん中」にも関わらず、市民らおよそ100人が参加し、戸崎賢二さん(放送を語る会運営員・元NHKディレクター)の講演を聞きました。

講演する戸崎さん 8/15 ウイルあいち

講演する戸崎さん 8/15 ウイルあいち

講演は『安倍政治とテレビ報道の危機 ~ 公共放送NHKはどこへ向かうのか』、
この中で戸崎さんは「去年安保法案を巡る一連の報道について放送を語る会がテレビ各局のモニター調査をおこなった。その結果、ポツダム宣言についての安倍首相の答弁など幾つかの重大な事実を民放の「報道ステーション」や「NEWS23」が伝えているのにNHKの「NW9」は伝えていないことが分かった。そのほかにもニュースなどでNHKの安倍政権寄りの報道姿勢が際立っていた」と指摘しました。
その上で戸崎さんは「これまでは集会参加の皆さんが“悪い放送に抗議をしよう”“良い放送を激励しよう”という話で終わる集会が多かった。しかし今はそれでは情勢に追い付かない。メディアに声を届ける市民運動を広げることが望まれる」と強調しました。

会場では『安保法案 テレビニュースはどう伝えたか』(放送を語る会ブックレット)が販売され、好評で売り切れとなりました。