12・3 カメジロウ☆まつり 米軍の圧政に立ち向かった姿に共感

12月3日、民主会館で「命どぅ宝」あいち主催の「カメジロウ☆まつり」が開催されました。「カメジロウ」とは、沖縄が米軍統治下の時期に、米軍の圧政に立ち向かった瀬長亀次郎氏のことです。彼は今の翁長県知事と重なるところがあり、常に共通の敵に対し県民の団結を呼びかけ、保革の枠を超えた支持がありました。県民の合言葉に「カメさんの背中へのって祖国復帰を」というキャッチフレーズがよくつかわれました。演説の中に沖縄の「島ことば」を交えるところも翁長知事とそっくりです。投獄されながらも、出所のときは看守員や市民に歓迎されて迎えられていました。出所後、那覇市長に当選し「赤い市長の出現」といわれますが市民には絶大な支持が広がりました。米軍の介入で失職しますが、その後も島ぐるみのたたかいの先頭に立ちます。有名な彼の演説に「私一人の叫びでは1ほどしか届かない。しかし、全県民が声をそろえて叫んだら東京にひびく。日本全国民が叫びあげるなら、ワシントンをゆり動かすことができるのだ」この訴えは、今の「オール沖縄]の源流でしょう。

また、自ら米軍の弾圧を受けていたとき「弾圧は抵抗を呼び、抵抗は友を呼ぶ」と叫びましたが、いま、高江で起きている機動隊による市民への弾圧に各地で抗議のスタンデングが広がり、現地への支援が多彩に起きているのと符合します。

「カメジロウ☆まつり」はカメジロウの記録映像の鑑賞後、当人の演説を沖縄で聞いた沖縄県出身者からエピソードの報告交流があり、沖縄の三線演奏、名古屋で音楽活動をする皆さんの演奏もあり、激動の年を閉めるのにふさわしい集会となり、迎える新年の決意を固める意義ある1日になりました。