愛知の軍事問題

  
投稿者 : yano 投稿日時: 2009-02-11 11:40:51 (307 ヒット)

 昨年08年は、小牧基地をめぐる情勢は、激動的でした。その一年間を振り返ります。
 昨年は、米軍の後方支援機能を高める役割を持った空中給油輸送機の1号機、2号機が相次いで配備されました。これに対して、春日井・小牧・豊山の民主団体・労働組合・平和委員会が力を合わせ、旺盛な活動を展開してきました。地域での宣伝行動11回、区長・町内会長への申し入れなど行ってきました。これらの行動を通じて「中部空港開港で民間機は少なくなったが、(自衛隊の訓練で)騒音は変わらないくらい」などの声が寄せられ、春日井飛行場周辺対策市民協議会と願いが一致するなどの激励をうけました。小牧集会では集会に参加する住民や基地正門までのパレードを一緒に歩く住民もありまし、初めて集会に対し小牧市から賛同のメッセージも寄せられています。事故問題についての賛同メッセージでしたが、基地強化・基地撤去を正面にかかげる集会に賛同が寄せられるのは全国的にも貴重な経験です。
 事故問題も深刻です。昨年C130Hだけでも事故・トラブルを4度起こし、12月には空中給油「給油管」フライングブームが格納できず、そのまま緊急着陸する事故など多発しました。これに対しても行動を展開しており基地申し入れ7回、抗議行動3回、自治体申し入れ6回など行ってきました。これらの中で、基地への申し入れを春日井市、小牧市、豊山町と一緒に名古屋市も参加するようになりました。名古屋市は当初「小牧基地(敷地)は市に入っていない」(※滑走路は名古屋市に接する)として後ろ向きの態度をとっていただけに私たちの運動と世論による変化だと思われます。このように小牧基地の取り巻く現状は、危険性が高まるとともに私たちの運動によって前進面も生まれているといえます。
(平和新聞愛知版09/02/05)


投稿者 : yano 投稿日時: 2009-01-19 19:03:28 (280 ヒット)

 平和と民主主義・暮らしを守る緑区懇談会は08年12月21日、イオン大高店に対して、自衛隊宣伝イベントの中止を求める申し入れを行い、県平和委員会も参加しました。日常的に米軍と合同で戦闘訓練している自衛隊が商業施設において宣伝することになじまない、などの理由を挙げて中止を申し入れました。イオン大高店側の回答は「(自衛隊のイベントを掲載した)チラシは60万枚印刷しており、中止は難しいが、規模の縮小は検討したい。今後は慎重に対応する」です。
 イベント当日の12月27日に現地調査に行ってきました。その結果、イベントに参加していた隊員は予定の17名から減らして、13名でした。パジェロとバイク展示、子どもに制服を着せて写真をとる、また、宣伝用のビデオを常時放映していました。私がいたときに、2名の若者に何かの用紙に記入していました。
自衛隊は隊員募集に力を入れているようで、各地域のまつり、商業施設などでの宣伝イベントを実施してきています。情報がありましたら、県平和委員会にご連絡下さい。
(平和新聞愛知版09/01/15&09/01/25)


投稿者 : yano 投稿日時: 2008-12-17 19:54:34 (229 ヒット)

 自衛隊の適齢者情報を提供していた自治体について12月4日マスコミ各紙は「個人情報の提供」「自衛隊に便宜」との見出しで批判する記事が掲載されました。自衛隊が求める適齢者情報の提供とは、15歳~18歳(21歳まで求める事例あり)までの氏名・年齢・性別・住所の4要件を各自治体の住民基本台帳に基づいてデータによる個人情報の提供を求めるものです。県平和委員会の調査によって、昨年より取り上げ批判してきた問題です。提供を行ってきた3自治体は幡豆町・一色町・吉良町(愛知県市町村課より)であり、いずれも06年度提供を行ったもののその後は世論により中止に追い込まれています。これまで①個人情報を提供していくことは、住民基本台帳法からも違法である。②子どもたちに対して、戦闘行為を行う自衛隊への勧誘を許すものであると批判してきました。今回のマスコミ報道は、これらの問題が広く社会的に許されない問題であることをうきぼりすると同時に、自衛隊募集問題で共同を広げる条件があることを示すものです。
(平和新聞愛知版08/12/15)


投稿者 : sakamoto 投稿日時: 2008-11-20 21:57:23 (300 ヒット)

KC767とは

 ボーイング767の胴体部分、下段に燃料タンク、上段を貨物室に改良した飛行機です。
 空中給油輸送機の主な目的・機能は、戦闘機に空中で燃料補給して戦闘機の飛行時間を延ばすことで攻撃能力を格段に強化でき、制空権を確保し攻撃範囲や海外派兵を拡大できることです。
 防衛庁は、99年に北朝鮮がノドンミサイルを発射したとき、北朝鮮を直接攻撃できるか検討しました。その結果「北朝鮮攻撃後、日本海で緊急脱出……」(03/5/8中日新聞)と、途中で給油しないと燃料が足りなくて日本海に落ちてしまうとの結論を出しています。

  空中給油輸送機 C130輸送機
最大貨物搭載量 約33t 約20t
最大搭載人員数 約200人 約90人
33t搭載時航続距離 約7,000km
20t搭載時航続距離 約9,400km 約1,000km
5t搭載時航続距離 約11,000km 約4,000km 


空中給油輸送機配備で小牧基地の輸送能力2.5倍に

 さらに、空中給油輸送機4機配備されれば、現在のC130輸送機16機分の2.5倍の輸送能力が新たに増えることになります。最大の33トン搭載しても航続距離C130の7倍、インド、モスクワまで飛べるのです。
空中給油輸送機の導入は、北朝鮮をはじめとするアジア各国への攻撃を可能にします。


墜落事故が起きたら大惨事 現在の消防能力ではムリ!

 空中給油輸送機は大量の航空燃料を積み込みます。その量は、11万リットル、大型タンクローリー5台分に相当し、まさに「空飛ぶガソリンスタンド」です。
9・11米テロ事件や中華航空機墜落事故が示しているように、市街地にある名古屋空港で墜落事故が起きたらと、想像するだけで寒気がしてきます。空中給油輸送機が墜落したら、県内の消防能力を最大発揮しても消火・救助は難しいといわれています。