第5回 聞き撮りプロジェクト 被爆体験は涙なしでは語れない

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その他のニュース : 第5回 聞き撮りプロジェクト 被爆体験は涙なしでは語れない
投稿者 : yano 投稿日時: 2010-02-28 21:22:31 (124 ヒット)

 被爆体験を被爆者に語ってもらい、聞くとともに映像で残そうとしてはじまった「聞き撮りプロジェクト」の第5回目が2月13日岩倉市で開かれ、岩倉市の被爆者3名、愛友会から5名を含め全体で20名が参加しました。理事の矢野彩子さんに感想を寄せていただきました。


第5回目の聞きプロに参加して
 長崎で被爆した星野さんは、爆心地から離れていたために無事でしたが、原爆の衝撃を、「光が音をもってやってきた」と表現され、離れた場所でも原爆の衝撃がすごかったことが伝わってきました。  
 「8/15から一斉に街が明るくなり、屋根に昇って『やったー!これが平和なんだ』と感じた。」と言われており、11歳の少年の純粋な感想なのだろうと思いました。
 23歳で長崎で被爆された平野さんは、爆心地近くの病院に入院していた夫を亡くされました。『原爆が落ちなければ、違う人生だったろう。でも考えてもしょうがない。』と押さえぎみに語る平野さんの言葉の裏からは、当時それが当たり前だと思わされて恨み言も言えなかったが、戦争さえなければ…原爆さえなければ…という無念な想いが伝わってきました。
 丹羽さんは広島で被爆した当時2歳でした。同窓会で広島に帰ると、被爆者であることを周囲に隠している同級生がほとんど。ご自身も結婚の時に被爆者であることで辛い想いをしたそうです。「被爆したことを隠さなきゃいけない世の中ってどうなんだろう…」という訴えが心に響きました。何か悪いことをしたわけでもないのに、国が始めた戦争の犠牲になった方たちが、なぜ今なお被爆したことを隠さなければいけないのか。国がもっと被爆者の方々を大切にし、全員を救済して、世界中に向けて核兵器の恐ろしさを伝えて日本は核兵器廃絶の先頭に立たなくてはと思います。それは日本にしかできないことです。
 3人とも、背骨が変形していると言われたり、甲状腺機能低下症であったり等、「目に見えないけど、体に原爆のダメージが加わっていて、あるとき急に出てくる。」と言われていました。また被爆者であることで結婚のときに差別を受けたり、原爆で家族を亡くしたりしたことで、心に深い傷を負っています。
 初めて参加した大学生は『すごく大事なこと!もっと呼びかければ学生も参加すると思う』と、さっそく周りの学生に呼びかけてくれていました。
 最後に若い人へのメッセージとして、「平和でなければいけない」「核兵器の被害は自分だけで終わらず、後々にまで持続するということを子どもたちに伝えたい」という言葉を頂き、このようなお話をもっと多くの若い人に聞いてほしい、自分の住む地域でもぜひ聞きプロを実現したいと感じました。
矢野 彩子
(平和新聞愛知版10/02/25)


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