
2007年を一言で表現すれば、やはり「偽」でしょう。しかし、「偽」の本体は、「赤福」でも「船場吉兆」でもありません。安倍元内閣であり、額賀・久間元防衛大臣を中心とする防衛省疑惑であります。とくに政権を投げ出した安倍元首相の「偽」を今一度、しっかりと振り返っておく必要があります。政府与党と自民党は、安倍元内閣の最大の功績は、長年の「悲願」であった教育基本法と国民投票法を成立させたことだとしています。これこそ功罪を「あべこべ」にした見方です。昨夏の参議院選挙で、国民が当時の安倍内閣と自公政治に「ノー」の審判を突きつけたのは、年金・増税問題を含めた安倍内閣による国民犠牲の強権・強行政治に対してであります。
その世論の力が、テロ特措法を期限切れに追い込み、防衛省疑惑を糾明するなど、世論が政治を変える情勢を切り開きました。
福田首相は、「偽」に対して「信」という文字を対置しました。安倍元首相が「あべこべ」なら、福田首相が「信」を使うことは、「盗人猛々しい」と言わなければなりません。福田首相が、「信」という文字を使うことには「私個人として」も腹立たしいのですが、もし使うのなら、国民に「信」を問わなければなりません。福田内閣の支持率は、急減しています。私たちは「今が政治を変えるチャンス」を合い言葉に、対話と宣伝活動を強化し、自公政権「ノー」の審判を下しましょう。
今年は、米軍再編に伴う米軍と自衛隊の一体化・基地機能強化がいっそう強行されようとしています。小牧基地においては空中給油・輸送機の配備が予定され(本年3月)、C130H輸送機のイラクへの派兵継続、陸上自衛隊による行軍訓練の強化・日常化、米軍艦・自衛艦の名古屋港入港の頻繁化等、県民の安全と平和が脅かされています。昨年、オスローとウイーンの国際会議で禁止条約締結に向かって動いたクラスター爆弾が高蔵寺弾薬庫に貯蔵されています。こうした県内の「軍事状況」は、県民にほとんど知らされていません。9条を守る運動の中で、愛知の「軍事状況」を県民に知らせていくことは、平和委員会の役割です。
いま、いま青年は、就職先がない、正規雇用になれない、いつ首を切られるか分からない、サービス残業が多いなど、不安定で且つ忙しい状況におかれています。「新聞を読む時間がない」、「憲法どころではない」という声も聞こえてきます。一方では、「九条の会」や憲法学習会などで、青年の出番が拡がり、青年への期待が高まっています。青年たちが自分たちの力で、青年を組織できるようにすることが大切です。今年は、青年が「企画・運営する機会」をたくさんつくりましょう。
学びと緻密な組織・財政確立の年に
厳しい情勢を切り開く活動を支えるのは、学びと緻密な組織・財政活動です。どんなに忙しくとも学び、成長し合う活動、青年・地域・個人会員の要求に根ざした緻密な活動、理事会が一丸となって財政に責任をもつ活動、この3つを組織活動の軸にして、2008年を飛躍の年としましょう。
理事長 高橋 信
写真は2007年11月日本平和大会でのキャンプシュワブ包囲行動のあとで、記念写真に集まった愛知県代表団
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