名古屋港の軍事利用をゆるすな!

308 名古屋港に海上自衛隊所属の練習艦「しらゆき」が8月3日から6日にかけて入港しました。
 入港の目的は乗組員の休養と公募による体験航海の実施を含む一般公開でした。
 私たちは自衛艦が入港するとの情報を得て、憲法と平和を守る港区連絡会、安保破棄実行委員会、平和委員会の3団体で名古屋港を管理する名古屋港管理組合と自衛隊愛知協力本部に対し、「名古屋港への入港の中止」と学童への公開と戦力維持を目的にした自衛官募集活動を実施しない」ことを強く要請しました。
 これに対し、名古屋港管理組合は以前からの「何人にも不平等な取り扱いはできない」との立場から入港を拒否する立場には立ちませんでした。これは日頃より名古屋港を愛し、発展を願う私たちの願いを踏みにじるものです。
 また、自衛隊愛知協力本部では、「入港利用目的以外の自衛官募集活動を絶対にしない事」もし実施されている事実が判明すれば大きな問題であるとし、要請内容については防衛大臣をはじめとする各担当部署に伝えることを確約させました。
 今回の入港は7月の自衛艦「せんだい」に続くもので恒常的な名古屋港を軍事利用しようとする危惧さえされるものです。
 私たちは今後も名古屋港の「非核宣言化」運動の前進とあわせて繰り返される軍艦の入港を許さない運動を地域の人たちと手を取りあいながら進めて行きます。
 平和を愛し、名古屋港を大好きな皆さんの参加をお待ちしています。

平和と憲法を守る港区連絡会 吉井桂司