暑い夏、各地で平和のとりくみ

 県下各地の戦争展を中心に平和のとりくみを順次紹介します。

豊田市
第24回豊田市平和を願う戦争展
 7月27日、28日に開催800名の参加者でした。戦争の体験を聞く会には130名、原爆も原発ももう作らないで・特別講演会には80名などで関心の高さを示しました。 
 子どもさん連れて、お孫さんとおじいちゃん、遺族会の方、市外からなど「戦争はダメ」「放射能はどうしようもない」「いま語り、語り継がなければ」と口々に語って観ていただきました。展示をみて「良く調査をされましたね、たくさんの資料、戦時品ほんとうに大切なこと」ですとスタッフに声かけられる方が多いのが特徴でした。ある参加者は展示方法を学びにきた方、一緒に語り継ぐ活動をしたいですね、来年は展示に私も参加しますと申し出た青年など新たな広がりを感じる戦争展でした。準備から片づけまでのべ110名のスタッフの皆さんが手弁当でご協力していただきました。また今年も市民の募金ですべてを支えていただき「実行委員会」としてお礼とご報告とします。
 (同実行委員会)

日進市
市と共同で平和のつどい
 日進市では毎年、市と平和委員会や9条の会など市民団体と共同で平和のつどいを開催しています今年は7月28日、29日の2日間、図書館で行いました。つどいに先立って13日から図書館のエントランスで各団体が平和に関するパネルなど展示しました。
 今年は市が平和市長会議に参加したので、市も市長会議作成の被爆ポスターを展示しました。この事業は市の非核平和都市宣言啓発事業として行われ、市の主催事業と市民団体・個人が行う事業と平行して開催しています。今年、市は市民団体の提案を受けピースあいちに市の事業を委託し、「震災と戦争」展を開催しました。市はほかに映画「はだしのゲンが見たヒロシマ」を上映しました。市民団体は展示のほかに平和を絵で描くワークショップや合唱、朗読、折鶴コーナー、読みお聞かせ、戦争体験を語るコーナーなど多彩な催しでそれぞれ、非核平和の実現をアピールしました。参加者は2日間で700人になりました。
(日進平和委員会 片岡)

春日井市
春日井市と原爆パネルの共同展示

平和市長会議の加盟認定証も展示 8/3 春日井市役所

平和市長会議の加盟認定証も展示 8/3 春日井市役所

 今年の春日井平和展はピースフェスタin春日井と春日井市の共同作業で原爆パネルを展示しました。
 これは昨年春日井市が平和市長会議に加盟したのでその一環で、行ったものです。参加者は、昨年を上回る400人でした。
 平和委員会はプレ企画を含めて瑞浪の超地層研究所の危険な内容を展示し、原発の危険性と高レベル放射能廃棄物の処理について関心を高めることができました。
 又、会員の内田謙さんが、展示した田中収さん所蔵の日の丸寄せ書きは、9条の会呼びかけ人の一人の梅原猛さん直筆の署名が書かれており、参加者の話題を呼んでいました。
 同じ会員の溝口さんが、全国で問題になっているオスプレイの模型を作って展示し、オスプレイの低空飛行の危険性と米軍の日本への配置の目的を参加者に説明しました。
(春日井ピースジャーナルより)

小牧市
こまき平和のつどい
 8月19日、一日をかけてのつどいを行いました。
 午前中は、DVD(フクシマの嘘、小牧平和委員会(山プロ)制作「小牧基地と市民の暮らし」)と、原水禁世界大会参加者3名の報告。お昼は「すいとん」を食べ、午後は、「戦争体験を語る」と「講演」。
戦争体験は、春日井在住の被爆者(愛友会)川本さんは67年の苦しみの告白、小牧市在住の仲根さんの母の悲しみを知らずに志願した涙ながらの悔恨の話、平和委員会会員、父の顔を知らない山田さんが遺骨収集でフィリッピンに行って日
本兵の加害と被害の戦争の悲劇の話。どれをとってもあってはならない話でした。
「憲法をめぐる情勢と平和憲法を暮らしにいかそう」の壮大なテーマで本秀紀さん(名大教授)は、各党から出されている改憲の動きと政治制度を変え選挙で国民を欺いて政権をとり公約を押しつけ、思うがままにする政治等、放っておけない危険な情勢にあることを短い時間でしたが丁寧に説明していただきました。しかし、予定の三分の一程しか話せなかったようでした。最後に、「正確な情報をどれだけ広げるかが勝負」であることを強調されました。なお、午前40名程、午後50名程の参加者でした。
(赤塚)