オスプレイ配備に反対する県民大会(沖縄)

 愛知県平和委員会からは派遣されて沖縄の「オスプレイ配備に反対する県民大会」に参加した澤村さんに大会の報告をしていただきました。
319 9月9日(日)沖縄県宜野湾海浜公園で「オスプレイ配備に反対する県民大会」が行われました。参加者は主催者発表で10万1000人です。オスプレイ配備に対して、レッドカードという意味を込めてテーマカラーは赤色。赤色のTシャツ、タオル、風船など様々な赤色で溢れていました。小学生の子どもを連れた一家、会社、おじい、おばあ、自治体、労働組合等幅広い年齢層と団体が参加していました。このように赤一色の参加者の姿よりこの県民大会に対する県民への熱い思いが伝わってきました。
 永山盛廣県市議会議長会会長の「この県民大会がオスプレイ配備反対の場として、全国に燎原(りょうげん)の火のごとく
広がることを期待する」と開会宣言が行われました。どの発言者も「日常のヘリの爆音と、墜落の恐怖に怯えている。そこに欠陥機オスプレイの普天間基地への配備など許されない。断固反対である。」と怒りをあらわにしていました。
 2004年に大学にヘリが墜落した沖縄国際大学の加治工綾美さんは「当時中学1年生だったが、ニュースで見た事故の惨状はまるで別世界の出来事だった。しかし、事故後も大学の現状は変わらない。騒音により授業が中断されると‘墜落するのでは’と不安を抱く。私たちは
静かなキャンパスで勉強したい」と、静かに学ぶことすらできていない大学の状況を訴えました。また「沖縄の青い空は県民のものだ。これ以上、このきれいな空に軍用機を飛ばすのを許さない。私は若者の立場から実現の日まで頑張ると決意する。」と発言すると会場はあたたかい拍手と、沖縄ならではの指笛の音に包まれました。
 「市民運動と行政には役割分担がある」と大会を欠席した仲井真弘多知事のメッセージが読まれると会場からは「やめろー!読むなー!」と、ブーイングが起こりました。
 「オスプレイ配備に対して、断固反対」という沖縄県民の気持ち、またそれを強行している「日米両政府への怒り」を肌で感じることができた大会でした。


愛知県で連帯集会
320 9月9日3時から「オスプレイ配備に反対する9・9沖縄県民大会 連帯名古屋行動」が栄バスターミナル前でおこなわれました。
 「命どぅ宝 あいち」代表世話人の小山初子さん・沖縄国際大学に勤務していた名古屋市立大学の阪井芳貴教授などのリレートーク。三線の伴奏で「沖縄を返せ」を唄い主催者から「楽しくやりましょうね」と呼びかけがあり、集会アピールを確認して、パレードをしました。真っ赤な布に「オスプレイいらん 配備反対」と書かれた横断幕を高くかかげ、思い思いのプラカードや「怒」のプレート。「オスプレイいらん」と書いた虹色の縦長の旗が6,7本。労組の旗も2本。
 平和委員会は「オスプレイ配備反対」と書いた横断幕を持って参加しました。三線や太鼓の音に、平和行進でおなじみになったトランペットも加わり、約200人が、にぎやかに楽しく栄~矢場町を歩きアピールしました。