陸自守山駐屯地の一般公開 銃は「おもちゃ」ではないよ

 9月23日、陸上自衛隊第10師団創立記念式典が、守山駐屯地でありました。朝から雨が降っていたためか、一般の観客席は、かなり余裕で座れました。
 新師団長のあいさつは、何を言っているか聞き取れませんでしたが、来賓のあいさつは全体的に領土問題を意識して「我が国の主権を守る。外国の軍隊に島嶼部を占領された時、奪還できる精強な部隊を」というトーンの話が多かったようです。河村名古屋市長は「全国で初。災害に備えて、自衛隊と市民と消防の合同訓練をした」と自慢していました。
陸自守山駐屯地の一般公開 午後からは雨が上がりぬかるんだグランドで、隊員が様々な武器を来場者に触れさせていました。今年も戦車に乗せて走行する企画は、整理券を求めて長蛇の列ができていました。榴弾砲の操作台に乗せて操作方法を教え、小銃や機関銃無反動砲など子どもに持たせるのは、相変わらず。今年はじめての企画は、装甲車や近距離地対空誘導弾の遠隔
作方法を教え、小銃や機関銃無反動砲など子どもに持たせるのは、相変わらず。今年はじめての企画は、装甲車や近距離地対空誘導弾の遠隔操作を子どもたちに体験させている事でした。銃を、おもちゃのように持たせて「持ち上げてみて、意外に軽いでしょう」などと声をかけたり、ハイテクの武器をゲームのように操作させて、子どもたちを喜ばせるのはやめてほしいと思いました。
 一つだけ良かったことは、昨年に続き明野航空学校から飛来する予定だったヘリの編隊飛行が中止になったことです。三重県はよほどの悪天候かと思えば「安全のため」とのことでした。