憲法記念日 若者100人アンケート 改憲の動きに対し、もっと憲法を生かすとりくみを

アンケート 5/3 名古屋駅前

アンケート 5/3 名古屋駅前

5月3日(金)今年も若者100人アンケートを名古屋駅ナナちゃん人形前で行いました。今回で18回目を数えるこのアンケートは、今の若者が憲法に対してどのような考えを持っているのかを知り、またアンケートをとりつつも対話することでこの機会に憲法について平和について考えてもらおうという企画です。青年17人が集まり午前9時半から11時の間に103名からアンケートをとることができました。
内訳は12~46才で平均年齢は18才。今日は何の日?という問いに対し正解数は48人(46・6%)とちょっと寂しい結果でした。

アンケート 5/3 名古屋駅前

アンケート 5/3 名古屋駅前

「憲法は変えるべきか?」に対して、反対が19人(18・4%)、改憲賛成が24人(23・3%)、わからないが59人(57・3%)という結果でした。
例年に比べ「わからない」と答えた人が多く、若者にとって憲法が身近ではない、きちんと知られていない実態がありました。変えたいと答えた人も、実際の理由を聞いてみると、具体的に変えたい条項がある訳ではない人が多く、「言葉が難しいから」という意見もありました。
「9条は変えるべきか?」という問いに対し、賛成は17人(16・5%)。反対は54人(52・4%)と反対が大幅に上回りました。理由として「今が平和だからそのままでいい」「戦争は嫌だから」等の意見が聞かれました。また改憲に賛成の人でも「9条は変えない方がいい」という意見が多く聞かれました。
周辺諸国との関係悪化で武力の強化が煽られている中でも、9条は「戦争放棄」「平和」の条項として若者の中でも一定知られており、「9条のおかげで戦争になっていない」という意識が現れていると思います。
アンケート全体を通して感じたことは、「変える変えないもよく分かっていない」が「平和な方が良いのは多く一致している」。若者はいまの憲法に対して分からないながらも特に不都合を感じていないということです。このことから、現在、自民党などの改憲派と若者の意識は大きく離れていると思います。しかし、今回のアンケートで憲法が若者によく知られていないことがわかりました。今後もっと憲法を活かす取り組みを広げ、憲法は国家権力から自分たちを守るものなのだということを知らせていく事が大切になっていると感じました。
なお、マスコミからも注目され、テレビ4社、新聞5社から取材を受けました。