被爆68年 原爆犠牲者を偲ぶつどい

7月29日、愛友会主催「被爆68年原爆犠牲者を偲ぶ集い」が名古屋市公会堂4階ホールで、行われました。豪雨の中県内各地から集まった参加者で、今年も盛大でした。萬屋家隆副理事長の開会のことば、丹羽洋子理事長の自分の被爆体験を含めた挨拶の後、参加者の献花があり、愛知県、名古屋市などから追悼の言葉がありました。民主団体からは、榑松佐一愛労連議長が代表して挨拶されました。議長は、5月のNPT再検討会議準備会で、日本政府が各国の強い要請にも関わらず、核兵器の非人道性についての決議の提案国に参加しなかったこと、原爆症認定では被爆者団体との合意が踏みにじられていることなどの指摘がありました。平和の誓いは、5月にNPT再検討会議準備会への要請行動に参加した天久奈津美さん(日本福祉大4年)から、自らの経験をふまえて、核兵器のない世界をめざして今後も奮闘すると決意が述べられました。
最後に、長く愛友会の事務局長を勤められ、昨年他界された遠藤泰生氏の妻の幸子さんから、遺族謝辞があり、夫の遺志をついで核兵器のない世界をめざしてがんばると決意が述べられました。休憩後、朗読や歌などの最後に「いのちかけて」「原爆許すまじ」の全員合唱で終了しました。   (早川 静泰)