自衛艦機雷戦訓練での入港中止を申し入れ ~伊勢湾で機雷戦訓練~

名古屋港に自衛艦「つのしま」が入港することについて、平和と憲法を守る港区連絡会、安保破棄実行委員会とともに2月3日(月)名古屋港管理組合と自衛隊愛知地方協力本部へ入港中止を求め申し入れを行い14名が参加しました。

名古屋港管理組合での申し入れ 2/3

名古屋港管理組合での申し入れ 2/3

管理組合では、機雷戦訓練(伊勢湾内・艦船23隻)に参加する「つのしま」の入港は、名古屋港を軍事利用するもので中止するべきだと要請しました。管理組合は、岸壁の長さや深さなど「物理的判断」がかなえば入港を認めるとの従来の立場を示しました。同時に、名古屋港湾内での機雷戦訓練に関わる行為や、岸壁での武器弾薬の補給は「ないと思う」との見解を示しました。
「防衛大綱」と「中期防衛力整備計画」は、自衛隊を迅速に海外などに展開できる「統合機動防衛力」を構築するとし、「事態発生時に民間空港、港湾の自衛隊による速やかな使用を可能にするための施策の推進」をうたっています。日本の港を外国の軍艦が機雷封鎖することは考えられず、海外での軍事行動のための訓練なら憲法上許されないものです。
自衛隊愛知地方協力本部では、掃海艇訓練に関わって「伊勢湾で機雷戦を想定しているのか?」「訓練の海域はどこか?」など質問しましたが、答える立場にないと不誠実な返答に終始しました。自衛官募集業務については、「募集業務に関わる行為は、艦船の内外ともに行いません」と答えました。

 
入港当日や一般公開においては、ガーデン埠頭において実態調査を行ってきました。現地では、自衛官を募集するパンフレットの配布やアンケートを行うなど目的外使用となる募集業務を行っていました。また機雷戦訓練の目的を「伊勢湾の機雷封鎖を想定している」と答えるなど「侵略事態の可能性の低下」がうたわれるもと矛盾するものとなっていることが明らかになりました。