若者100人に聞きました!憲法アンケート

本日、日本国憲法施行から67年目をむかえました。

愛知県平和委員会青年・学生部は、毎年行なっている若者100人に聞く!憲法アンケートを実施しました。今年で19回目を数えます。国会で集団的自衛権の解釈改憲の動きがあるなか、道行く若者は憲法についてどう考えているのか、意識調査を行いました。

場所:名古屋駅ななちゃん人形付近

年齢:12~46歳で平均年齢は19歳。

アンケート結果

アンケート結果

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【考察】

以上の結果から、私たちはこのアンケート結果をもとに、若者が憲法についてどう考えているかを考察した。

回答より、Q1の改憲について今年も変わらず「わからない」が過半数を占めた。しかし例年では反対と賛成がほぼ同数か、やや賛成が上回る程度であったが、今年は圧倒的に反対意見が上回った。反対の理由として、改憲が戦争につながるというイメージの回答が多かった。そのことから、解釈改憲や集団的自衛権など憲法9条に関わる話題が増え、戦争への危機感から、改憲=憲法九条改憲と結びつけ、改憲反対の意見が増えたのではないかと考えられる。

Q2、Q3の憲法9条に関しては例年通り変えるべきではないという意見が多く、日本の若者の中に、戦争反対、9条のおかげで平和が守られているという意識が根付いていると思われる。

Q4、Q5の結果から集団的自衛権が半数程度の人に知られており、世論の関心が徐々に高まっていることが感じ取れた。集団的自衛権行使により他国での戦争に参加するべきではないと考えている人が圧倒的に多いことが明らかになった。その理由として「戦争はこわい」「人が死んでしまう」など、日本が戦争に巻き込まれることを危惧していることが読み取れた。しかし、まだ半数が集団的自衛権を知らない中、解釈改憲を強行しようとしているのは議論が不充分ではないかと考える。

憲法記念日の今日、若者にとって憲法についてあらためて考えるきっかけとなるであろうこの取り組みのもつ意味は小さくないものと考える。

今回のアンケートで、解釈改憲や集団的自衛権のニュースから、戦争への危機感を感じている若者が増えていることが感じられた。今後、集団的自衛権の内容を知らせ、国民的議論を深めていきたいと思う。