『標的の村』上映会 歪みに飲み込まれない笑顔の闘いに感動

主催者挨拶 7/27 名古屋市教育館

主催者挨拶 7/27 名古屋市教育館

7月27日、教育会館で「標的の村」が3回上映され、80人が参加しました。ヘリパッド建設とオスプレイ配備の最前線に立たされた沖縄北部の集落高江を映すドキュメンタリーを観ることがようやく叶いました。

映画の中では地元住民の暮らし、そして座りこみ運動が映し出されます。座りこみは議会決議も声を揚げても聞きいれられないゆえに、生活を守るための最後の表現であって、生業の時間を削って成り立っています。しかしあの手この手で妨害され、その一つが交通妨害罪で15名がデタラメに国から起訴されました。運動を威圧するための嫌がらせですし、「運動を通行妨害と問題のすり替え」と話されていました。

また、ヘリパッド建設業者や沖縄県警の警官と対峙するシーンも激しく映し出されました。直接対峙している相手は同じ沖縄県民です。お互い怖い顔になりますが、その合間に沖縄民謡が流れエイサーを踊ります。そもそもが笑顔で楽しく暮らしたい、それを忘れないためでしょうか。県民の中に対立をつくり、歪められている現状に飲み込まれないための笑顔の闘いがあることに感動しました。

ヘリパッド・オスプレイ反対は高江の人々の願いであり、日本全体にとっても脅威を拡大させないための最前線の闘いです。この愛知で高まった気持ちを高江につなげたいと思います。