原子力空母はいらない!9・21横須賀平和集会 コミュニティー回復の息吹が聴こえる

反戦平和の活動があるからと安保破棄愛知県実行委員会の代表として、9月21日の「原子力空母はいらない!9・21横須賀平和集会」に参加させて頂きました。今回の集会は現在就航している米原子力空母ジョージ・ワシントンに変わって、米原子力空母ロナルド・レーガンが横須賀に配備するのを反対阻止する反戦平和、そして空母の動力として使われている二基の原子炉が日本に入って来る事に対して安全、環境保全の為の反原発の二つの社会運動を内包しています。

集会に集う人々 9/21 神奈川県横須賀市 (写真は日本自治体労働連合総連合HPより)

集会に集う人々 9/21 神奈川県横須賀市
(写真は日本自治体労働連合総連合HPより)

陸上の原子炉に関しては30キロ半径圏内が避難区域に該当するのに、空母の原子炉に関して、避難訓練が行われているのは空母の停泊する横須賀の5キロ半径でのみで、東京湾を移動する空母の行動範囲から30キロ半径を測ると南関東の殆どをカバーしており、膨大な人数での避難訓練が必要なのに、全く行われていません。そのような膨大な避難訓練を不必要なものにする為にも米原子力空母ロナルド・レーガンの横須賀配備を阻止せねばなりません。

このような運動は労働組合だけでなく、一般の方々にも広がりを見せており、横須賀においても幼児の母親がそのママ友と始めた反戦の運動では沢山の風船に反戦のメッセージをつけて飛ばしたところ横須賀から東京湾の対岸である千葉の君津市から賛同の返事が届いたそうです。この事例からもこれらの運動が草の根レベルでも広がっていると感じられます

厚木の基地においてもオスプレイが夜間飛行、市街地上空での飛行、そして飛行モードの切り替え等日米合同委員会の決定を全く無視した訓練を続けており、同じ被害にあっている沖縄とも連携して行く事も確認されました。

この集会だけではないのですが労働組合だけでなく反戦平和、反原発、かつてあった緩やかなコミュニティーを取り戻そうとする動きが草の根、市民レベルでもゆっくりではありますが、確実に育ちつつあると思います。その動きが少しでも加速するべく活動する事を誓いつつ今回の報告に変えさせて頂きます。