沖縄・建白書実現の知事誕生 ~辺野古新基地民意ノー~

中央が翁長氏 11/1 那覇市

中央が翁長氏 11/1 那覇市

11月16日投票で行われた沖縄県知事選挙で、「建白書」実現を掲げた翁長雄志氏が、現職の仲井真弘多知事に10万票もの大差をつけて勝利しました。 また、那覇市長選挙でも、城間みきこ氏が4万4千票差をつけて基地推進派を破り、県議補欠選挙では那覇市区と名護市区で共に「うまんちゅの会」推薦の無所属・比嘉みずき氏と具志堅徹氏が当選しました。とりわけ、名護市区では1月の名護市長選の再戦ともいうべき状況で、前市会議員(共産党)の具志堅氏が共同候補として激戦を勝ち上がっています。

翁長氏は、仲井真弘多知事が承認した辺野古沿岸部の埋め立ては「手続きに法的な瑕疵(かし)があれば取り消しは可能で、十二分にあり得る」と指摘。承認の撤回も選択肢の一つとして検討する考えを示すとともに、東村高江のヘリパッド建設にも反対を表明、基地問題の解決のため、知事就任後に米国・ワシントンへ駐在員を置く方向です。

 
愛知県平和委員会は、この選挙に全力を挙げてとりくみ、沖縄支援と愛知でも世論を広げるよう、とりくみました。沖縄支援は18人を送り出し、支援募金は、目標70万に対し、105万円をあつめました。映画「標的の村」上映会は、延べ8箇所17回上映し、651人が視聴するとりくみとなりました。歴史的選挙勝利にご協力いただいた多くの皆さんに心からお礼申し上げるとともに、基地のない沖縄をめざし引き続き奮闘する決意です。

今後、辺野古での新基地建設強行が予想される厳しい状況だけにたたかいはこれからです。沖縄と全国こころ一つにがんばりましょう。