潜水艦救難母艦「ちよだ」入港 名古屋港に自衛艦を入れるな!

申し入れ4/22 愛知地方協力本部

申し入れ4/22
愛知地方協力本部

海上自衛隊潜水艦救難母艦「ちよだ」が4月24日に名古屋港に入港、25日と26日に一般公開を行うことについて、22日、県平和委員会は、憲法と平和を守る港区連絡会らともに名古屋港管理組合と自衛隊愛知協力本部に申し入れを行いました。

管理組合では港営部長が応対しました。部長は港湾法13条により、軍艦も商船と区別せず許可したと述べました。それに対して、港湾法は自衛隊が存在しない時期に作られたもので、軍艦の入港を前提としていないと批判しました。

さらに、昨年7月の集団的自衛権行使が容認され、実際に戦争する国になりうる情勢にあり、自衛艦を入港させることは商業港である名古屋港の軍事利用につながるものであり、入港を拒否してほしいと訴えました。

自衛隊愛知協力本部では、官舎の外で受けとるとの対応に、以前は建物内で受け取っていたと抗議し、建物の中で、申し入れ書を手渡すなど対応を正しました。また、ガーデン埠頭でのリクルート活動はしないことは確認しました。申し入れの内容は上に伝ええますというばかりでした。

一般公開していた4月26日に自衛艦「ちよだ」を調査してきました。見学者が多数いたことは驚くとともに不安になりました。しかも、前日の25日も多く、26日は2コースに分けて見学させられるほどでした。

潜水艦救難母艦は潜水艦をサポートする艦艇であり、海中で遭難・浮上不能になった潜水艦の乗員を救助する深海救難艇(DSRV)を積載し、あわせて潜水艦隊の母艦として、潜水艦への武器類、燃料、食料などの補給や乗組員の休養宿泊施設を備えていました。