朝鮮高校無償化裁判 ~6・22口頭弁論にぜひ参加を~

朝鮮高校無償化の裁判支援闘争が始まり、3年目に入りました。
2013年1月に、5名の原告が、名古屋地裁に第一次提訴し、2013年12月に、更に5名の原告が第二次提訴をしました。
これまでに12回の口頭弁論が行われ、傍聴席は常に満席でした。
去る4月21日の第12回口頭弁論も、162人の方々が傍聴に駆けつけて下さいました。

私は、在日朝鮮人の3世で25年前に愛知朝鮮中高級学校を卒業しました。
当時JRの割引がきかないまま、私は、多治見市の家からバスに乗り、JRに乗り、総合駅になる前の金山駅から名鉄に乗り換え、片道2時間近くの通学を高い定期代と高い学費を出して通いました。
60年、職人とし自営業を営んできた両親は、3人の兄弟を朝鮮学校に通わせてくれました。
70歳と75歳になる両親は、年金もないので、今でも働いて苦労しています。

25年前、チマチョゴリで学校に通っていた私の学生時代、「チマチョゴリ事件」や「JRの割引」、「高体連」の関係など、抗議デモや署名活動など、周りの大人たちが常に闘い、守ってくれました。
今、自分は守られる側の学生から、守る側の大人となり、小さな力ですが、恩返しをしようと、支援の活動に携わっています。
これからも読者の皆様始め、たくさんの方々とともに支援していきたいと思っています。

次回口頭弁論は、6月22日。
この日、報告集会の際に、今までの準備書面をまとめた資料集が発行され、資料集の紹介と原告の主張をおさらいするとのこと、是非、お越し下さい。

また、7月3日には、韓国から朝鮮学校を支援する「モンダンヨンピル」が名古屋に来日します。
「冬ソナ」のキム次長、クォンへヒョさんが代表で、たくさんのアーティストの方が素敵な舞台を見せてくれます。
こちらも是非お越しいただき、共に楽しい時間を過ごしましょう。