被爆七〇周年原爆犠牲者を偲ぶつどい 二世、三世に引き継がれる運動に
8月3日、「被爆七〇周年原爆犠牲者を偲ぶつどい」(愛知県原水爆被災者の会=愛友会=主催)が、被爆者、遺族、平和団体、行政関係者ら550人の参列のもと、厳かに行われました。
主催者あいさつを行った恩田明彦愛友会理事長は、県内に住む被爆者は6人、昨年度は103人が亡くなったことを報告。「被爆者の年齢も80歳を超えた。二世、三世に引き継がれる運動にしていかなくてはならない」と訴えました。恩田さん自身は三歳で被爆、親族八人が被爆してこれまでに六人が亡くなっているといいます。
参列者全員による黙祷のあと、代表が献花を行いました。「追悼のことば」には、愛知県知事、名古屋市長(ともに代読)に続いて、コープあいち、愛労連、県平和委員会(高橋信理事長)の代表らが、核兵器廃絶の決意とともに、安倍政権の暴走を憂い、アメリカの戦争に日本を巻き込む戦争法案廃案への強い思いを述べました。
青年を代表して民青同盟の古川大暁県副委員長が、「核兵器のない世界を実現するため、被爆者の思いと運動を引き継いでいく」と、「平和の誓い」を力強く行いました。