陸上自衛隊守山駐屯地で創立記念―一般公開― 海外で「貢献」できるよう訓示

耳を塞ぎ戦車の空砲に備える 10/11 守山駐屯地

耳を塞ぎ戦車の空砲に備える
10/11 守山駐屯地

一〇月十一日、陸上自衛隊第一〇師団の五三周年記念行事があり、守山駐屯地で監視活動を行いました。戦争法が成立した直後で、山本師団長、大村県知事とも、海外で「貢献」する自衛隊になるよう訓示と挨拶を行いました。戦闘車両のパレードに続いて行われた訓練展示では、戦車や装甲車なども投入した実戦さながらの模擬戦闘がグランドで繰り広げられました。戦車や榴弾砲の空砲にびっくりして泣き叫ぶ子どもがたくさんいました。今年も戦闘で自衛隊員に負傷者が出たことを想定し、担架で救急車に運ばれるシーンがありました。観客からは「今度は隊員に死者が出るね」という声が聞かれました。7階建て官舎の屋上からのレンジャー降下と建物への突入・爆破など、訓練は年おうごとに激しさを増しており、海外派兵と対テロの市街戦を想定したものへの試乗やロープ橋渡りなどもあり、順番待ちの行列ができていました。自衛官募集のコーナーでは、入隊希望の中学生、高校生らがアンケートに答えていました。さらに、名古屋商工会議所共催の「防衛装備庁と研究開発とものづくり」という東海防衛セミナーのチラシも配布しており、兵器産業のための自衛隊という横顔が見えた気がしました。