小牧基地 C130輸送機トラブル またもや!~滑走路閉鎖抗議の請願と交渉~

11月4日に航空自衛隊小牧基地所属のC130H輸送機が、油圧系統のオイル量の減少との原因で県営名古屋空港に緊急着陸したとの報道がありました。
この影響で県営空港は約4分間閉鎖されました。
2012年にもC130H輸送機による油圧系統からの油漏れにより緊急着陸していますが、このようなトラブルが後を絶ちません。

11月11日、中谷防衛大臣及び野中小牧基地司令への抗議の請願書を、西岡春日井市平和委員会会長が怒りを込めて読み上げ提出し、11月17日までに必ず文書で回答するよう小牧基地渉外室長に手渡しました。

請願 11/11 小牧基地

請願 11/11 小牧基地

自衛隊機は、幾度となくトラブルを繰り返してきているにもかかわらず、周辺住民に「何の説明もなく」訓練を再開していることを問題として、再発防止と訓練中止を求めて抗議の申し入れを行ってきました。
毎回申入れで文書回答を求めてきましたが、国民の不安を無視するように、今回含め一度も文書で回答がないという不誠実な対応です。(周辺自治体に対しても同じです。)
毎年のように事故を繰り返すのは、「隊員の整備技術が未熟か整備体制に問題がある。民間ならば、国土交通省から指導なり改善命令が出るような実態でないのか」の指摘に対し、基地側は「そのようなことはない」との返事に終始し、私たちの問いに真面目に答えようとする姿勢は全くありません。

今後も、軍事基地のない平和な街をめざし、沖縄の米軍基地反対闘争や全国の仲間と連帯し、幅広い市民と一緒になって小牧基地をなくす運動を前進させるため奮闘することが求められます。

===C130輸送機緊急着陸についての請願書===

貴基地所属の第1輸送隊C130H輸送機が、11月4日県営名古屋空港に緊急着陸したとの報道がありました。
油圧系統のオイル量の減少との原因が報道されています。
この影響で県営空港は約4分間閉鎖されました。
2012年にもC130輸送機による油圧系統からの油漏れにより緊急着陸していますが、このようなトラブルが後を絶ちません。
私たちは、この間トラブルを繰り返してきているにもかかわらず、周辺住民に「何の説明もなく」訓練を再開していることを問題としてきました。
そして、そのようなまま訓練を再開している自衛隊の態度を一刻も早く改めるべきと要請してきました。
重大事故を起こす前に、このような態度を改めるよう求め、憲法16条に基づき以下のことを請願し、11月17日(火)までに文書にて回答を求めます。

     記

1、事故に対する原因究明・再発防止策を明らかにし、関係・周辺自治体と住民に説明会を開催して納得を得ること。
2、原因と再発防止策を明らかにし、自治体・住民への説明会が行われるまでは、全ての軍用機の訓練・飛行は行わないこと。
3、事故・トラブルの際、自治体・住民・マスコミなどすみやかに発表すること。

以上