中学校歴史教科書学習会 ~東京書籍が育鵬社に引き寄せられる~

教科書市民の会が「『戦争を肯定する教科書』の選択を許さない実行委員会」の活動を引き継いで、12月16日に、教科書の連続学習会が開かれました。
教科書問題をとりくんでみえる三浦明夫さんが、「東京書籍『歴史』の記述はどう変わったか」と題して報告されました。

「戦争を肯定する教科書」と言われている育鵬社と比較して、東京書籍の問題点を紹介しました。
例としてひかれたのは日露戦争が東アジアの国々に与えた影響とその後の日本についての記述を取り上げました。

学習会 12/16 県教育会館

学習会 12/16 県教育会館

愛知県で多くが採択された東京書籍の記述が育鵬社に引き寄せられています。
その大元に文科省の指導要領と検定があり、政権の意向を記述すること、特に昨年の安倍首相の「戦後70年談話」に沿ったものへなびいている部分があることが指摘されました。

なお、教科書市民の会が来年2月21日に総会とともに教科書の専門家である鶴田敦子さんを招いての学習会を開催することが決まりました。
内容は後日、平和新聞愛知版などで紹介します。