学習会 戦争法のリアル 小牧基地を戦争の拠点にさせるな!

戦争法の施行で小牧はどうなるのか――小牧基地の軍事拠点化に反対し名古屋空港の平和運用を求める小牧平和県民集会実行委員会による「戦争法廃止をめざす学習会」が、5月14日小牧市内で行われ30人が集いました。「安倍政権のすすめる戦争する国づくりはどこへ向かっているのか」と題して講演を行った飯島滋明名古屋学院大学教授は、戦争法の中身と自衛隊員の置かれている状況を、具体的に説明しました。海外派兵の影響は家族、特に「授業に集中できない」など子どもに表れます。更に「緊急事態条項」にも触れ、「単なる“お試し改憲”ではなく、『海外で戦争できる国づくり』の一環」と厳しく批判しました。

続いて、矢野県平和委員会事務局長が「戦争法のリアルがここにある!」と、戦争拠点化する小牧基地について、パワーポイントを使って解析・説明しました。三菱重工小牧南工場でのF-35最終組立や整備拠点(リージョナルデポ)化、ステルス戦闘機X-2の開発、新空中給油機KC-46配備の懸念など、小牧基地とその周辺に迫る危険が大きくなっています。

矢野事務局長は、戦争法の施行で「小牧基地部隊はこれまで以上に戦争遂行の中心的役割を担うことになる」と指摘します。そして最後に「『小牧基地を戦争の拠点にさせるな!』の世論と運動を」と強調しました。