戦争と平和を考えるつどい ~加害の実態解明と告発に共感~

7月23日(土)午後一時三〇分から、半田市内のアイプラザ半田で「戦争と平和を考えるつどい」が開催され、80人が参加しました。

「半田の歌」演劇グループによって「半田における朝鮮人の戦争被害」の実態を、強制連行され中島飛行機半田製作所等で働かされ、東南海地震やアメリカ軍による空襲で被害を被った朝鮮人労働者の生々しい証言を朗読劇に再編して上演しました。

愛知県平和委員会理事長高橋信さんが朝鮮女子勤労挺身隊の調査と裁判30年を振り返りながら、「強制連行とは、真の謝罪とは何か?」と題して講演しました。
日韓条約によって戦後処理は完了したとする日本政府に対して、民間の戦争被害に対する加害責任と賠償は終わっていないとして起こした訴訟の経過と、形式的には「敗訴」となりながらも「限りなく勝訴に近い歴史的判決」を得た意義を強調。
今後のとりくみの展望を力強く訴えられました。

「戦争と平和」を考える場合、被害実態を告発は多くありますが、加害の実態を解明して告発する今回の講演に、参加者から共感の拍手が湧きました。