東南海地震犠牲者を追悼する集い 戦争責任の歴史を抹殺させない

12月7日(木)、県平和委員会は、医療法人名南会、国民救援会名古屋南支部とともに2017年東南海地震犠牲者追悼式を開催しました。名南ふれあい病院の敷地内にある追悼記念碑前で行われ、約30人が参加しました。

1988建立から29年、めいなんふれあい病院に移設して5年となる集いには、ご遺族をはじめ、立憲民主党、日本共産党、社民党、韓国民団からあいさつ・メッセージが寄せられ、名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身隊訴訟を支援する会から連帯あいさつがありました。追悼式には、在日朝鮮人総連合会名古屋南支部からも出席されました。

韓国民団のカンユジョンさんは、「歴史修正主義、ヘイトスピーチがはびこる中で、戦争責任の歴史が抹殺されようとしていることを許してはいけない。かけがえのない命を守るために最後の一人になったとしても声を上げ続けます。」とのべました。村松さんは、「かつて愛国行進曲で戦争を美化し、戦争動員をしていったが、『日米は希望の同盟』と美化する安倍首相の発言は侵略戦争の時代と重なる。過ちを繰り返さぬよう憲法を全力で守る」と決意を語りました。

不戦を誓い、「悲しみを繰り返さぬよう ここに真実を刻む」という記念碑のメッセージは、現在の安倍政権の暴走政治と対峙する私たちにとって、先人たちの命を懸けた遺言と言えます。地震が起きた13時36分に黙祷をし、参加者全員が記念碑に献花をしました。