憲法カフェ 情勢を語る場の大切さを実感

会員の矢野さんが、つながりを活かして憲法カフェを行いました。以下報告していただきました。

4月21日、医療介護職場にて、憲法カフェを開催しました。きっかけは、ママさん職員からの「憲法カフェとかあったら教えてください」という要望。南部法律事務所の田巻弁護士に講師をお願いし、労働組合の企画として実現しました。

当日は職員14人、子ども5人が参加。田巻弁護士より「毎日の暮らしからみえてくる“けんぽう”のはなし…」と題して、基本的人権や、戦争と教育の関わり、北朝鮮問題や、自衛隊を憲法に書き込むことの危険性などを、私たちの生活に関わる問題としてわかりやすく話して頂きました。

その後質疑応答と意見交流。話は働き方改革から、教育、食の問題にも及び、質問が尽きず時間が足りないほどでした。「ヨーロッパのように日本も医療費無料にできないか」との質問には、「25条にある最低限度の生活が切り下げられている。声を上げていく必要がある」と話がありました。

青年医師からは、労基法違反の長時間労働が蔓延していたり、労働組合に入る人が減っていることについて質問があり、「労働組合とは何か、ストは何のためにあるのか学校で教えるべき」との回答がありました。

電通事件のように、SNSで拡散することで話題となり、マスコミがそれを追いかけて取材することがある、との話があり、ネットを利用して世論を変えていこうと皆で話し合いました。

継続的に学習したいとの声もあり、仕事が忙しい中でも情勢について語り合える場があることの重要性を感じました。