名古屋港に「いずも」が入港

空母化の脅威を実感

 

7/21 いずも甲板上から

7月20日名古屋港に、自衛艦いずも(ヘリコプター空母)が入港しました。金城ふ頭南端岸壁に入港した軍艦は、高さ49mと名港中央大橋(桁下空間55m)をくぐることができないほどの巨大さです。

7月21日、22日には、一般公開と青年を対象とした特別公開が行われ、自衛隊の広報活動が行われました。

愛知県平和委員会は、入港を前とする10日に名古屋港管理組合に入港の中止を求め申し入れを行いました。

申し入れでは、「防衛省は、護衛艦いずもを改修し、戦闘機の離発着可能な空母化を念頭に置く報告書を出しています。海外への侵攻を目的とした強化が、軍事的緊張を強めていくことは明らかでありこのような憲法無視の計画はやめるべき」との内容で文書を手渡しました。

いずもの船内

入港したいずもは、これまでにない巨大な船体を金城ふ頭南端岸壁に着岸します。その巨大さで船体全体が写真に写り切れないほどです。名古屋港の岸壁の深さは12m~15mなどで、すでに巨大な空母を接岸できる能力を有しています。

特別公開を行った当日は、あおなみ線「金城ふ頭駅」は、参観者の長蛇の列で、受付に1時間程度かかるほどです。危険な軍事利用の実態を「カッコイイ」で覆い隠すようなことは決してあってはならないと改めて実感しました。