第29回「戦争体験を語る会」を終えて

語り継ぐ時になりつつある

8月11日(土)午後1時半よりりぶら3階で第29回「戦争体験を語る会」が開かれました。7月31日から1週間開かれた「岡崎空襲と戦争りぶら展」でチラシが配布されたこともあり、例年以上に子どもたちの参加が目立ち、会場いっぱいの130名の出席でした。

語り手の最初は記録する会の役員でもある岡田亮一さんの、紙芝居を大きく投影しながらの体験談でした。原題の「小さな小さな白い骨」の通り、二人の弟と妹が空襲で亡くなったこと、そして今でもあの時救い出すことができたのではと、「知らなかった」自分を責めているとも。

二番目の杉浦カツ子さんは戦時中の体験を詳細にしてリアルに、本音で語っていただきました。特に戦後の進駐軍の出来事に会場からも質問がありました。

三番目は動員学徒で豊川海軍工廠に行き、空襲にあった古川鎮男さんでしたが、8月7日豊川海軍工廠の慰霊祭に参加され、その帰りに交通事故にあい、その日は参加されませんでしたが、聞き取りをした杉田がまとめて代読をしました。

市民慰霊祭でも語り手がとうとう見つけることができませんでした。安城でも同様の活動をしている会が高校生に語り継ぐバトンタッチを成功させています。大きな活動の曲がり角にあるようです。

・参加者(受付)132名
・ヒバクシャ国際署名 17筆
・アンケート 29枚
・会場募金16000円くらい