小牧基地に緊急着陸問題を申し入れ

小牧平和県民集会実行委員会は8月29日、航空自衛隊小牧基地に対して、KC130H輸送機の緊急着陸について原因究明及び再発防止策などを求める申し入れを行い、小牧在住の須山さん含め春日井、豊山、名古屋の地元の方々10名が参加しました。

23日に発生した、エンジントラブルにより緊急着陸した問題では、点検を終えたという同機の同エンジンが再び24日に不具合を起こし、4基あるプロペラのうち1基が停止したまま着陸した大変深刻な問題です。

「オイル漏れの原因は?」に対し、「事故を起こしたKC130の固有エンジンのオイル漏れですが、原因はわからず基地では対応できないので、製造元に依頼中」との回答。

参加者から「原因がわからないのに『故障した機体固有のエンジン』とどうして言えるのか?」の質問に、「故障機固有のエンジン」としか答えません。さらに、「原因不明なのに『同型エンジンの輸送機』は今も飛ばしているの?」には「故障機固有のエンジン」と同じ答弁です。

自衛隊機などの事故は、15年、16年は年間5回、17年は3回と非常に多くなっています。今年になってからの事故も6回と異常な事態となっています。事故が起きるたびに再発防止を求め文書回答求めているものの、文書による返答は過去一度もありません。
福本事務局長は、「基地周辺は住宅密集地であり、いつ重大事故が起きるか危険性を強く感じる。事故が起こる前に状況を改めるべきだ」と強く求めました。