平和な名古屋港を!海上視察を行いました

今年7月に再結成した港区平和委員会の企画として、11月20日に「名古屋港見学会―名古屋港から市政県政を見てみよう!」(みなと革新懇・新婦人港支部共催)を行い、37名が参加しました。案内役は、名港議会議員でもある山口清明市会議員です。

桟橋を出港してすぐ、10号地(潮凪ふ頭)の突端にある小さな灯台(1934年設置)は、第二次世界大戦末期の空襲で被弾し、当時の弾丸や爆弾による破損個所が今も名古屋港に残る唯一の戦争遺跡です。しかし現在は石炭ふ頭として立ち入りが制限され、海上からしか見ることができません。この灯台の保存と活用を求めた名港議会での山口議員の質問に対し、当局は専門家による助言を受けて管理すると答弁。市長からも「重要文化財になってもおかしくない」との答弁を引き出しています。名古屋港の歴史を物語る灯台を多くの市民に知ってもらいたいと思います。

船は名古屋港を1時間半かけて一周。改修された高潮防波堤や巨大なコンテナふ頭に、参加者からは「港区に住んでいても名古屋港がこんなに大きな港だとは知らなかった」と驚きの声が上がりました。

取扱貨物量日本一の商業港・名古屋港にも米軍艦や自衛艦が入港。日米合同演習に使用する戦車や車両の積み下ろしも行われています。港区平和委員会は「名古屋港を軍事利用するな!」の運動をさらに強めていきます。