F35戦闘機墜落 飛行中止を求め申し入れ

4月10日 東海防衛支局

航空自衛隊三沢基地所属のF35A戦闘機が、同基地の東約135キロの太平洋上で同型機4機による戦闘訓練中に墜落した問題に関わり小牧平和県民集会実行委員会は4月9日、東海防衛支局に飛行中止、原因究明・再発防止などを求め申し入れを行いました。

請願書には、米国で開発された同機は、米国会計検査院の報告書(18年6月)が、「明白な欠陥」が966件あると指摘。うち110件は、機体を操縦する際に「信頼性、安全性、またはその他の重大な要求に損害を与える可能性がある」とされる第一カテゴリーに属していた。この報告書には、パイロットの酸素欠乏が6回も起きるなど、呼吸調節装置が頻繁に故障し、墜落の危険があるなどの欠陥も指摘されています。

そして①県営空港の周辺自治体、住民に原因究明、再発防止の説明を行うこと②原因究明と再発防止策が明らかにされ説明されるまでは、飛行を中止すること③三菱重工小牧南工場の同機最終組み立て及び整備拠点化の中止を求めました。矢野事務局長は、「墜落した事実は大変重い。住民の命を守ることを最優先するためには、3つの要求は最低限必要です」と要請しました。東海防衛支局の担当官は、「当面、同型機の飛行は中止します」と回答しました。