田原市平和委員会・平和学習会 「専守防衛」は多くの市民が賛成
田原市平和委員会と日本共産党田原市後援会の共催による平和学習会が、5月17日に旧田原町で(10名)、24日は旧渥美町では(6名)「ピースカフェINどろんこ村(喫茶室)」と銘うって行われました。講師は2回とも田原市平和委員会の私、安間慎。テーマは「自衛隊が米軍の指揮下に!」です。私は、今年4月11日の岸田・バイデン共同声明だけを、「点」として見るのではなく、敗戦直後からの憲法九条改定を党是とする自民党政権の戦略などを「線」としてみてみようと、自作の「平和年表」を資料に話を始じめました。また、戦後、中国・ロシア(ソ連)・北朝鮮を狙い撃つ米軍基地を配備した日本列島(安保条約により)「不沈空母」とした米国のアジア戦略を世界地図を掲示し、「面」としても見てみようと呼びかけました。
その上で、世論調査で「日本が戦後、戦争をしなかった理由」として、「憲法九条があったから」が47%、「戦争の悲惨さを訴えてきたから」が23%と、実に70%の人たちの平和を希求する力があったからこそだ と強調、「安保条約破棄が、市民にわかりやすくなってきている」との研究者のコメントを紹介しました。
学習会後の交流会では「専守防衛は多くの市民が賛成している。専守防衛を投げ捨てて、『自衛隊が米軍の指揮下に!』は対話が弾む入り口になるのでは」などの発言がありました。なお、共催団体のカンパで「3・1ビキニデー」に参加した福田享志さんからも報告がありました。