金山駅 原爆パネル展に8000人
8月24、25日の2日間、金山総合駅コンコースにて「原爆と人間」パネルと、広島市立基町高校の生徒が被爆者から体験を聞き、何度も打ち合わせながら原爆投下直後の状況を描いた「高校生の描いたヒロシマ」の絵画の展示を行いました。金山駅での原爆展は今年で11回目となりました。
1日40万人以上が利用する金山駅でのパネル展は、毎年多くの観覧者があり、今年も約8000人が観覧しました。特に高校生の絵画はじっくりと時間をかけて説明文を読みながら見学する人が多く、1時間以上かけて見てくれる人もいました。
また、自身や家族の戦争体験を話してくれる人や、軍人だった祖父の写真を見せてくれて「戦争はひどい」と語ってくれた人もいました。会場には愛友会の被爆者も常駐し、観覧してくれた人に被爆体験を語ることもあり、熱心に被爆者の話を聞く人の姿もありました。
感想ノートには、「原爆を知る世代が減るなか、このような展示は戦争を忘れないために必要です」「被爆3世です。祖父は被爆の影響から白血病になり、父が7歳の時に亡くなりました。祖母やその兄弟から、広島の原爆の話を聞くとトリハダが消えません。世界で核やミサイル、戦争がなくなってほしいです」 「次の世代に語り継いでいく責任を重く感じました」などの感想がありました。
日本政府に核禁止条約への署名・批准を求める署名は2日間で113筆、被爆者募金は32,904円が寄せられました。
また、24日には新婦人のみなさんが南口でスタンディングを行い、歌いながら、核兵器廃絶、日本も核兵器禁止条約に参加を、とアピールしました。