次年度防衛予算 ――やはり愛知が中心に

9/13 防衛省

9月13日(金)、2025年度予算概算要求に基づく軍事費の予算について、防衛省からの聞き取りを本村衆議院議員を通じて行いました。

聞き取りは、2025年の予算要求の内容、とりわけ愛知県に関わる問題について聞いたものです。軍事費は過去最高の8兆5389億円が要求されており、その中心に敵基地攻撃能力ミサイルの予算化がすすめられています。こちらは1000キロ射程のミサイル、高速滑空弾、極超音速誘導弾ともに三菱重工で契約(2023年度、2024年度)し、小牧北工場で開発生産が行われています。これに加え次年度予算では、艦発型や潜水艦のミサイル生産、極超音速誘導弾の製造体制の拡充費として9700億円の追加です。

また、ミサイルを補足するための衛星群構想の予算が3232億円(三菱重工飛島工場)。次期戦闘機共同開発への予算1127億円(英伊との共同機関への運営費の拠出金は詳細を明らかにしませんでした)、三菱重工大江工場を中心にすすめられるとのことです。

新型戦闘機F35については、小牧南工場で生産しているA型機8機1249億円の予算化に加え、垂直着陸・短距離離陸が加能なB型機3機608億円もはじめて計上されました。エンジンを下に向けることで耐え難い爆音が発生するという事例が起こってきているB型機の整備拠点は小牧南工場が有力です。大軍拡の中心に愛知があることを改めて痛感させられるやりとりでした。