陸自第10師団記念行事に申し入れ
10月13日に陸上自衛隊第10師団第62周年創立記念行事が行われました。事前に、「火砲等や機動戦車の射撃の訓練のための空砲やヘリコプターの飛行による騒音は、近隣住民には耐え難いものであるので中止をするように」と県平和委員会と守山区平和委員会で自衛隊に申し入れをしました。担当者は、「師団長に伝える」と言うのみで何のコメントもしないという不誠実な対応でした。
今年はいつになく入場の時の手荷物検査などが厳重で、カバンの中身を全部出すように言われました。また、いつもは入れる「史料館」(旧陸軍の軍服や刀剣、勲章などを展示)や「支那事変」「満洲事変」「大東亜戦争」と彫り直された慰霊碑の周りも立ち入り禁止になっていました。
観閲式では、師団長が、能登地震をはじめとする災害に師団の全ての部隊が支援に入るとともに、国際貢献活動として安全保障に従事していること、ロシアや中国、中東、イスラエル・パレスチナ情勢など厳しい国際環境に即応できるよう、国家防衛と地域の安全のために活動し、今年5月から1ケ月間アメリカ、オーストラリアと合同演習をしたことなどを淡々と話しました。
今年の展示演習は、敵と味方に分かれて殺し合うというようなものではなく、「ドローンの情報をもとに攻撃を開始」というアナウンスの後、16式機動戦闘車(タイヤを装着して高速道路を時速100㎞で走る)などが空包を撃ちながら走行しました。激しい音と煙の中で、ガザもこんなだろうかと思うと胸が痛みました。