石川康宏さん講演 SNS戦略に組織として取り組む

3/21 労働会館

3月21日、労働会館で緊急情勢学習会を開き、石川康宏さんに「いま平和を守るために~総選挙総括と今後の政治課題」としてお話しいただきました。内容の一部を記します。

高市さんは、国論を二分するような大胆な政策、改革にも挑戦すると言いました。これは、国民の半分が反対してもゴリ押しするという意味です。そうすると反対運動をする人たちも出てきますから、それを静かにさせるためにスパイ防止法をやりたい。「この私の提案に反対するのは中国の回し者だから」と言い、「おまえはスパイだ」と抑え込むということです。

昨年夏の参院選で、選挙動画の再生回数が17億5千万回ありました。前年の6倍です。そして、10代から30代の若者2人にひとりが、SNSで人気を集めた参政、国民、保守に投票していました。自民党はわずか1割でした。若者へのSNSの影響は非常に大きいのです。

今回の選挙では高市さんが巻き返しをはかりました。「安倍信者です」と宣言して右派の支持を取り戻し、SNSで若者の人気を集め、「#サナ活」という推し活ブームにまで乗っかりました。ネット社会で作られた高市人気が自民党支持にはね返ったわけです。自民党公式動画は1・6億回再生されました。これは

有料広告とされていて、2円としても3・2億円、10円なら16億円かかっています。政党のネット広告には規制がないので、いくらでもお金をかけられる。金持ちに有利な制度です。

さらに、YouTubeの政党別関連動画の再生数を分析すると、右派にはポジティブな応援動画が圧倒的に多く、左派にはネガティブな批判的動画が多い。ですから左派の党首は好感度が低くなり、長時間視聴する人ほど左派に悪いイメージをもつというデータがあります。田村さんも福島さんも山本太郎さんもそうです。そもそも左派の候補者はSNSがあまり使えていなくて、若者の視野に入っていない。これは切実な問題です。

衆議院では改憲発議が可能になりました。実は安倍政権時にも改憲派が3分の2を占めたことがありますが、改憲を望まない国民世論があり、発議は出来ませんでした。しかし今度は、選挙で自民党を圧勝させたSNSを通じて、改憲にむけた世論が一気に作り上げられてしまいます。

つまり、私たちにはSNSに正面から取り組む組織体制が必要なのです。大事だとわかっていてもできていません。高齢者にはわかりませんから若者に考えてもらい、具体的な運動方針にして戦略的に活用しなければいけない。個人任せではいけません。