平和学生会議学習会 平和実現のアプローチを考える

4/19 民主会館

4月19日(日)、あいち平和学生会議が、「『法による秩序』と『力の支配』―国際法・憲法・人権を考える」学習会を民主会館で開催しました。講師には日本福祉大学の三宅裕一郎教授を招き、混沌とする世界の状況に対して平和をどう構築していけばいいのかを考えました。学生と青年合わせて5名の参加です。

三宅さんは初めに、トランプ大統領の「国際法は必要ない」との発言に「自分の専門分野が否定されかねない状況」と言います。そして、中世以来の「正戦論」や18世紀以降の「無差別戦争観」について話し、1914年からの第一次世界大戦では兵器の発達によって戦争による被害者の数が増大した結果、1928年に国際紛争の解決のための戦争を放棄することを定めた、初めての国際条約である「不戦条約」ができたと語りました。

ここでみんなで考える時間として、「不戦条約の大きな『限界』はなんだろう」と問いかけがあり、参加者全員で話し合いました。「守らなくても罰則がない」「紛争じゃないと主張したら」「自衛のためならいいのか」「武力は放棄していない」などの意見があがりました。

その後、国連憲章の武力行使禁止の原則や集団安全保障体制、日本の憲法9条と自衛権・自衛隊などを学びました。三宅さんは、国際法が罰則も強制力もないなかでも、「法は守るものだという『遵法』が大切。法として書いてあることで大きな影響を与える」と話し、「平和実現のアプローチとして、何ができるか、何をするかを考えていきましょう」と語りました。