憲法市民の集い 林家三平さんが国策落語

5/3 名古屋市公会堂

5月3日「憲法施行79周年 市民の集い」が名古屋市公会堂で開催され、会場に1600人が参加、ネットで100人が視聴しました。

長谷川龍伸愛知県弁護士会会長の来賓あいさつに続き、元NHKディレクター大森淳郎さんが「『戦時ラジオ放送』から、今、学ぶこと」と題して講演しました。「ラジオ放送が始まったのは1925年で、国民を戦争に導く道具として利用され、放送人も最初は抵抗していたが、だんだんものが言えなくなった。私たちは、今どこにいてどこに向かおうとしているのか、分岐点にある」と指摘しました。

第2部では「戦前の禁演落語と国策落語とはなんだったのか」と題して、話芸史・演芸評論家の柏木新さんのお話、そして、落語家林家三平さんの高座、お二人の対談と続きました。

柏木さんは、アジアで2000万、日本人310万人もの命が奪われた戦争を、「正義の戦争」と国民が協力し、反対する人は徹底的に弾圧されたと指摘しました。国民の意識を変えるために、落語も郭話や間男の話など53の演目が禁演になり、そして、貯蓄や献金、「産めよ育てよ国のため」、などの国策落語が創られました。林家三平さんは、祖父である林家正蔵さんが創った国策落語「出征祝い」を披露しました。三平さんのお父さんは特攻要員でした。「特攻はむごい。美化するのはダメ、平和で暮らせるのは憲法のおかげ」と語ります。

閉会のあいさつを名古屋大学名誉教授・愛知憲法会議代表委員の杉浦和孝さんがおこないました。その中で、自民・維新・参政党などが国旗損壊罪の制定を狙い、「外国の国旗を損壊すると罪になるなら日本の国旗にも必要」と言うが、刑法92条は外国に対して侮辱を与える目的で、大使館などの国旗を損壊することであると正しく伝えないメディアのあり方に、警鐘を鳴らしました。