あいち平和行進2026 平和行進が愛知にやってきた

「♬あかつきの光のなかを 歩き続ける今日も」――国民平和大行進東京―広島コースが、5月30日、愛知県入りしています。JR二川駅前で態勢を整えた約90人の静岡県代表団が「青い地球を」の歌声とともに待ち受ける愛知県行進団の大きな拍手に出迎えられて、引き継ぎ会場の岩尾緑地公園に到着しました。
引き継ぎ集会では、静岡県行進団が12日間のべ参加者1200人、寄せられたカンパ300万円の到達を報告。迎えるあいち平和行進の代表金本弘愛友会理事長は、「いま、世界は危険な状態にある。それを乗り越えるのは誰か」と問いかけ、「市民一人ひとりが政治を変え、世界を変えていく」と強調し、68年前の西 本あつしさんの「たった一人の平和行進」をあげて、「たった一人でも、運動をつくり状況を変えることはできる」と訴えました。

「バトンを受け継ぐのは私たち」――のべ680人が参加したあいち平和行進1日目の最後は、桜丘高校での学校ぐるみの歓迎集会です。和太鼓部の勇壮な演奏の後、教職員組合の先生は「みなさんの行進に勇気づけられている」と述べ、生徒会の代表が「私たちの当たり前の日常が平和」と語ります。参加者たちは、こうした行動と発言に、大きな拍手で応えるのでした。
引き継ぎ集会に先がけて、田原市平和委員会では午前10時から、あいち平和行進に呼応した署名活動に取り組み、前日に配布した署名を求めて各戸を訪問しました。「批准」署名15筆、「9条」署名19筆が集まっています。
県内全自治体を48コースでつなぎ、愛知から岐阜へ
5月30日に愛知県入りした国民平和大行進は、愛労連、コープ、うたごえ、平和委員会をはじめ、県内各分野の団体でつくる共同連絡会が、「あいち平和行進」として県下48コースを歩き、54全市町村をつないで、6月11日、岐阜へと引き継ぎました。
昨年までとは1日増えた愛知での日程で、昨年より始まった奥三河(新城・設楽・豊根・東栄)コースは本コースとなり、のべ200人近くが参加するコースになっています。昨年11月に「平和都市宣言」を行った東栄町では、浅尾とも子議員が「昨年までの平和行進が後押しをした」と報告しました。
全国通し行進者が2人ということで、本コースではないコースにも参加しています。蟹江町コースに参加した三浦コト子さんは、「みなさんの平和への思いとともに広島まで歩き続ける」と述べ、弥富市、飛島村を訪問した被爆2世の尾崎庸美さんは家族の被爆体験を語り、「核兵器のない世界へご一緒に」と訴えるのです。
真夏を思わせる炎天があれば台風が襲来といろいろあった平和行進でしたが、木曽川犬山緑地に200人以上が集まった引き継ぎ集会で、全国をつなぐ横断幕と2人の全国通し行進者を引き継ぐことができました。愛知県でのべ5317人、ペナント1000本、カンパ90万4039円、折り鶴25万羽、署名443筆(暫定)の到達を報告した西尾美沙子愛労連議長は、小・中・高生の飛び入りが多かったことに、「情勢を反映して、何かをしたいとの思いの表れと受け止めたい」とコメントしています。また、金本弘愛友会理事長の「私たちの運動には、国を変えるだけではなく世界を変える役割がある」、木戸季市元日本被団協事務局長の「核兵器は人間に何のプラスももたらさない」の発言が、心に残りました。

北区コース シャボン玉とばそう

北区のコースでは、多彩なメンバーの行進参加があります。地域の社会福祉法人には、保育園、障がい者施設、高齢者施設があり、ママ、パパ、子ども、保育士の参加があり、障がいを持った仲間の参加が目立ちます。医療生協の組合員、職員など医療従事者、新婦人、年金者組合、民主商工会、名北労連、ホウネット、共産党などのメンバーに加え、デモカレンダーにも掲載してもらったので、個人の方の参加もあったかもしれません。
今回は準備のため、事前に若い人たちを交えた実行委員会を行いました。NPT再検討会議に参加した坂本さんから参加報告を受け、今年の平和行進の意義を改めて確認。どうやって今までの枠を超えての参加者を広げることができるのかについても意見を出し合いました。また、行進のコールの内容についても、みんなの行進にかける思いを出し合って検討しました。「焼け野原よりお花畑」、「シャボン玉とばそう」というコールも生まれました(行進ではシャボン玉を子どもたちがとばしました)。自分たちの思いを伝えることと、市民の中に共感を広げることができるのかを両立させることが大切で、独りよがりのコールにならないようにすることが必要だと痛感しました。
当日はあいにくの雨となりましたが、事前集会、行進、黒川交差点でのスタンディングも含めて、230名の参加者でした。

田原市では宣伝活動と署名も
5月30日、田原市平和委員会は、 静岡から愛知入りする平和行進で、「県内全自治体で何らかの行動を!」の呼びかけに応えて、宣伝と商店街の署名集めを行いました。
29日には「はなとき通り」で、事前のチラシと署名用紙を渡します。
何軒かのご自宅にはお話をしながら渡しました。チラシは、平和行進が東京から広島に向けて歩んで行くこと、また日本政府に核兵器禁止条約批准を求める署名と、憲法9条改憲に反対する署名を呼びかける内容です。

30日当日には、商業施設セントファーレ前に集まって、宣伝にとりくむメンバーと署名を集めるメンバーに分かれてとりくみました。宣伝を行った角谷さんは、炎天下の中でしたが1時間マイクをもって平和行進を語ります。多くの中学生が「なになに?」と近寄ってきた対話になり、署名に応じてくれた生徒もいました。
「はなとき通り」で署名集めに回ったメンバーは二組に分かれて行動しましたが、署名用紙を準備して待っている方が何人も。「核兵器はどんなことがあっても使ってはいけないですよね」「田原の電車への機銃掃射事件を思い出す。戦争はいかんね」などの声がドンドン寄せられます。居酒屋の店主は署名をもって待っていましたが「用紙まだありますか?他のお客さんにすすめてみますよ」と応じてくれます。また富国強兵を推進した生命保険会社の社員も署名をしてくれ、元気がでました。

