アジア大会にブルーインパルス 展示飛行中止を申し入れ

6/3 愛知県東大手庁舎

アジア・アジアパラ競技大会組織委員会が、アジア大会、アジアパラ大会の開催日である9月19日に合わせて、ブルーインパルスの展示飛行を実施すると発表したことを受け、県平和委員会は中止を求めて同組織委員会に申入れを行いました。申し入れ内容は以下の通りです。

そもそもブルーインパルスは、墜落を含む事故を幾度となく繰り返しこれまでに、合計6回(8機)も墜落等の事故を繰り返しています。そして昨年、同型機であるT4練習機が、犬山市入鹿池に墜落するという大事故を起こしたばかりです。同機には航空法で義務づけられたフライトレコーダーが搭載されておらず、事故原因は未だ特定されていません。専門家からはエンジン系統の問題も指摘され、原因究明がされていない状況で飛行することは住民の安全確保という点問題があります。また、平和の祭典として位置づけられている大会に自衛隊機を飛ばすことは相応しくないとも指摘しました。

同組織委員会は、ブルーインパルスの飛行を「平和の祭典を阻害するとは考えていない」と答え、安全性の問題については、「主体となる自衛隊が責任をもつべき」としています。

それに対し、ブルーインパルスと同型機であるT4練習機は、戦闘機のパイロットを育てるための軍用機そのものです。訓練飛行は再開されているが、フライトレコーダーすらつけられていない無責任な状態にあることを説明。県民の命を守るために自衛隊に対して原因究明を求めるようあらためて迫りました。

また、ブルーインパルスはこれまで何度も曲技飛行を行ってきたことを指摘。航空法第91条では、人口密集地上空での「曲技飛行等」を禁止しており、曲技飛行や低空飛行を行わないよう求めるべきだと強調しました。

同組織委員会は「飛行時間や飛行ルートなどは現時点では未定」と回答するに留まりましたが、開会会場となる名古屋市瑞穂区など、人口密集地上空を飛行する可能性が高いと考えられます。