2012年あいち平和のための戦争展 南京大虐殺はなかったのか?
あいち平和のための戦争展が、8月12日~15日まで名古屋市公会堂4階ホールで開催され、延べ1700人の市民が訪れました。今年は、南京大虐殺についての河村発言が問われる中で開催され、また1992年来開催し21回目の開催となりました。
ピースステージでは、田中優さんによる原発の学習会「原発に頼らない社会へ」、西谷文和さんによる「戦火の子どもたち~アフガニスタンからのレポート」、南守夫さんによる「河村市長の南京・大虐殺否定発言問題とその背景」、日韓学生による「日韓高校生の交流」、都相太さんによる「日朝平壌宣言10周年」など多彩な企画で開催されました。
県平和委員会は、「原発と安保」として展示しました。オスプレイの模型も展示しながら愛知の基地の実態を告発しました。また、テレビ画面で小牧基地関係の写真を映しました。
戦争展の中でも会員拡大も重視し、会員1人、新聞2部が拡大できました。(矢野)
なお、日韓高校生の交流は「名古屋三菱・女子勤労挺身隊訴訟を支援する会」の左右木さんに記事を寄せていただきました。
《日韓高校生の交流》
「支援する会」が受け入れ体制をとり、企画内容を考えた日韓青少年交流企画が8月12日~15日に持たれました。
韓国光州市の高校生と先生18人で名古屋市を訪れ、行動の一つとして戦争展の見学とピースステージの参加をしました。14日午後は「あいち平和のための戦争展」を見学し、被爆者から直接被爆体験を聞き、原爆の悲惨さを学びました。
さらに、ピースステージ「歴史を学び未来を考える、日韓高校生の交流」に出演しました。そこでは、韓国の高校生からは勤労挺身隊被害者の、日本の高校生からは軍慰安婦被害者の証言を聞きに行った時の感想もそ
れぞれ語られました。
竹島(独島)が政治的に問題化している中で、日韓青年交流のあり方を聞かれた時の高校生の意見は、学生同士の交流がそのようなことに影響されないということでした。
被爆者の話を聞くことによって、被爆の悲惨さに驚き、投下に対する認識を改めたとの感想も聞かれました。(左右木)