「日米軍事同盟を担う」小牧基地航空自衛隊は、KC767J空中給油・輸送機の4号機を2010年1月8日配備し、本格運用を始め、危険な状況となっています。
 空中給油機は、海外で戦争するために欠かせない航空機と指摘され、「他国に侵略的、攻撃的脅威を与えるものは保有できない」と憲法9条に基づく政府見解にも反する(田中角栄首相時代)と配備を許してこなかった航空機です。
 またC130H輸送機にも空中給油機能が付けられた初号機が小牧基地に配備されました。この空中給油方式は、米海軍、米海兵隊への給油が可能であり、米空軍機への給油が可能であるKC767Jとあわせ米軍支援の役割をいっそう強めるものです。
 航空自衛隊幹部は、「自衛隊は米軍から今まで以上に後方支援業務を求められることになる」「空自で後方支援といえばC130HとKC767J。いずれの機体も有する小牧基地しか、将来の日米同盟を担えない」と発言するなど危険な軍事強化が進んでいます。米軍の後方支援基地としての役割を、ますます強めています。
 また小牧基地は、全自衛隊の航空管制官の養成学校、救難ヘリ整備の中心基地としての役割も持ち合わせています。小牧基地の強化は、米軍と一体に海外で戦争するためのものであり「平和に生きる権利」をおびやかすものではないでしょうか。これらの強化はやめるべきです。

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