市街戦を想定した戦闘訓練を行う陸上自衛隊

アメリカの戦争で戦う自衛隊に
 愛知の陸上自衛隊基地は、守山駐屯地、春日井駐屯地、春日井自動車教習場、豊川駐屯地、日吉原演習場などです。
 守山駐屯地には、第10師団の司令部、普通科連隊、科学防護隊などがあります。第10師団の所属する中部方面隊は、東海北陸から山口県をカバーしています。第10師団は東海北陸6県をカバーしています。
 守山駐屯地には、核戦争や化学兵器に対応する科学防護隊の約60人が配備されています。豊川の特科連隊には、155ミリりゅう弾砲が15門、93式近距離地対空誘導弾も配備。大幅な増強は、第10師団を「戦略機動型」にするためで、海外派兵、米軍の先制攻撃から波及してくる「テロ」対処など、有事体制の実行部隊になることを意味しています。第10師団は、有事の場合、緊急に遠方に展開する任務を持ち、そのための市街戦訓練も行なっています。頻繁に、銃を持って行われている、行軍訓練もその一環です。イラク派兵では、第10師団からも、500人の隊員が出兵しました。核兵器をも攻撃の手段として持っているアメリカの殴りこみ部隊の海兵隊とも共同の軍事訓練を行っています。

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