教科書展示会　６月１１日～７月５日 来年度の中学校教科書に意見を出しましょう！

来年度から中学校の教科書が変わります。展示会が６月１１日（水）～７月５日（日）に実施されます。県内は９地域ごとに選択されます。その地域別の自治体も下表に示します。教科書の選択は複数年かけて行われ、昨年は小学校の教科書が変わりました。

展示会には検定すみの選択可能な教科書が展示され、それらに住民が意見を提出できる重要な機会です。「戦争を肯定する教科書」を選択させないよう多数の意見を出しましょう。

育鵬社や自由社の歴史と公民の問題点の一例を示します。

（歴史）・日本の侵略戦争を美化し、戦争を肯定するかのような表記が多く、中学生に誤った歴史認識を植え付けることにつながりかねない。

・沖縄の集団自決にふれているが、その原因や責任にはまったくふれてい。

・戦争の加害も被害も詳しく書かず、戦争の悲惨さから子どもの目を反らそうとしております。しかも、特攻隊員の言葉など英雄的な描写や自己犠牲の精神や国民のすぐれた忍耐力などが強調されています。

（公民）・「国民の義務」ばかりが強調されており、本来の憲法の理念である立憲主義に基づいておらず問題があます。

・わが国の平和と安全の基本は、日米安全保障条約によっている」とし、日米同盟が日本の平和をつくったという視点が強調されています。