KC130H輸送機トラブル ~市民おざなりの姿勢に強く抗議~

請願書の提出 9/5 小牧基地

請願書の提出 9/5 小牧基地

KC130輸送機のエンジントラブルにより滑走路閉鎖した問題について、県平和委員会は9月9日(月)、安保破棄愛知県実行委員会と地元団体とともに、小牧基地に対して抗議と要請行動を行いました。

問題が起こったのは9月5日午前、
小牧基地所属KC130がエンジンの回転数が下がったとして、県営名古屋空港に緊急着陸しました。
浜松市沖合約150キロを航行していた中で、起こりました。
この影響で県営空港は4分間の滑走路閉鎖がされたとのことです。

基地担当者は、今回の問題について「原因は現在も不明で調査中です」と回答。
原因不明にも関わらず、同型エンジンを使用しているC130輸送機の訓練は再開していると報告。
「走行中の自動車のミラーが動かなくなることは起こり得る。今回はそのような問題にあたる」として、重大事案ではないと開き直る見解です。

住民の安心・安全を守る立場も、自衛隊員の命を守る立場も見受けられません。

こうした事案について、3市1町(春日井市、小牧市、名古屋市、豊山町)からも厳重な抗議と文書回答を求めていますが、小牧基地はこの間一度も文書回答はしていません。
小牧基地に関わる事故・トラブルは2015年度5回(5月20日、10月8日、11月4日、2月4日、3月18日)、16年度は6月28日と今回事案合わせ2回となっています。
そのたびに、原因究明と再発防止策を明らかにし、市民に納得を得るよう求めてきましたが、これらを無視して小牧基地は、訓練を再開しています。