2・11愛知県民のつどい ~国の動きを監視することが大切~
2月11日 第51回「建国記念の日」不承認2・11愛知県民のつどいが東別院会館で開催され、500人が集まり、満員でした。
「改憲問題についてー天皇の生前退位と憲法9条―」と題して、首都大学東京教授の木村草太氏が講演しました。
開会あいさつで、名古屋歴史研究会の広瀬憲雄氏が「建国記念の日」は天皇の起源として設定された日でもあると紹介されました。
木村氏は講演の前半で、今話題になっている天皇の生前退位について、憲法通りの考えを話されました。
後半で憲法9条について見解を述べられました。
憲法通りの政治として、憲法9条を例に引いて説明されました。
9条の禁止範囲として、1項は国際紛争解決のため」武力行使を禁じている。さらに2項で「戦力」が持てないのだから、武力行使一般が禁じられる。したがって、1項、2項をまとめるとあらゆる武力行使を禁止している。ということが通説です。
2014年安倍内閣の閣議決定では、外国から侵略があったとき、憲法13条にある「国民の権利については最大の尊重を必要とする」を根拠に9条の例外を認めて、集団的自衛権行使容認を閣議決定しました。
閉会のあいさつに立った愛知憲法会議の本秀紀氏が今国会で話題なっているのは南スーダンのPKO派遣と共謀罪であります。
共謀罪は国の形が大きく変わってしまいます。刑法は犯罪の実行行為を罰するものです。
しかし、共謀罪では、話し合っている内容が怪しいで、恣意的に逮捕されことになります。
そこで、国会の動きを監視するとともに、広く国民に広げていただきたいと訴えられました。