原水爆禁止愛知県協議会 2017年度総会 国連総会に向け、国際署名の大波を

2月25日()民主会館にて愛知県原水協の2017年度定期総会が行われました。

昨年の12月、国連総会では「核兵器を禁止しその全面廃絶に至る法的拘束力を持つ条約を交渉する国連会議の招集決議」が賛成多数で採択されました。開会のあいさつで沢田理事長もこのことに触れ「核兵器を無くすという大きな取り組みが今年から始まる」「ヒバクシャ国際署名を広げることが条約締結の後押しとなる」と訴えられました。

連帯あいさつする金本さん 2/25
民主会館

また、連帯のあいさつを愛友会の金本さんからいただき、ヒバクシャ国際署名について「被爆者が初めて呼びかけた署名です。数はもちろん大事ですが、署名を訴えることで被爆の実相や被爆者の現状を知ってもらいたい」と訴えられました。2017年の方針の中では、10月の国連総会に向け、署名運動の大波をつくりだしていくと提起されました。昨年11月に平和首長会議はヒバクシャ国際署名に賛同・協力することを確認しています。多くの市民・団体と共に、自治体を巻き込んで署名を進めていくことも提起されました

討論の中では、地域原水協から6・9行動や非核平和行政の推進の取り組みなどが報告されました。稲沢原水協の山岸さんは、「毎年交渉を行い、非核平和行政がどう行われたのかきちんと点検し、具体的に要求し少しずつでも変えていく事が大切」と話されました。2017年は、核兵器禁止条約締結への大きな一歩が踏み出される年です。「核のない世界」への展望が確認された総会となりました。