「市民と野党の共闘」を支えてきた革新懇運動
「ジェットコースターのような選挙」「これからのたたかいの大きな足がかりに」―11月18日、刈谷市総合文化センターに1600人近くが参加して開かれた「平和・民主・革新の日本をめざす全国の
会」(全国革新懇)の「地域・職場・青年革新懇交流会」の全体会で、連帯のあいさつを行ったミサオ・レッドウルフさん、廣渡清吾さん、高田健さんは総選挙をふり返りこもごもに語りました。3氏は、突然の解散と野党共闘の分断という困難な状況の中で、共闘をあきらめずに候補者を降ろすなどの政党の努力にも賛辞を惜しみません。
問題提起を行った小田川義和・全国革新懇代表世話人は、総選挙で立憲民主・共産・社民3党の議席が38から69に大きく前進した背景に、「この2年間の戦争法廃止を求め、野党共闘を願い、たたかい、ひろげてきた『市民と野党の共闘』のたたかいの蓄積があった」と評価「野党共闘にこそ活路あり」と強調します。「安倍改憲」には、「戦後最も危険な局面にある」と述べる一方で「改憲勢力も深刻な矛盾を抱えている」と、「3000万署名」を国民的規模で取り組むことの重要性を訴えました。
「希望の党に行きかけた議員に『リベラルに戻れ』と働きかけて共闘を取り戻した」(東京)、「民進党の希望の党への合流で、共産党候補を市民の統一候補に」(愛知)、「選挙事務所は政党だけのものではないと市民選対を立ち上げた」―各地からの報告は、「市民と野党の共闘」を支えてきた革新懇運動の力強さを感じさせます。「交流会」は翌19日にも、分散会・分科会が名古屋市内12会場で行われました。