金山駅で原爆パネル展 “みたくない、でもみなければいけない”
恐ろしい現実に涙
18月25日、26日、金山駅コンコースで今回で5回目となった原爆パネル展が行われました。主催は、愛知県原水爆被災者の会(愛友会)、あいち被爆者支援ネットワークが協力しています。
今回は、昨年に引き続き、日本被団協作成の「原爆と人間」パネルに加え、広島市立基町高校の生徒が、被爆者とともに描いた原爆の絵画を50枚展示しました。原画ではなくレプリカ(A1サイズ)ではありますが、高校生が1年かけて、被爆者と対話しながら描いた絵画は、被爆当時の状況、悲惨さ、二度と繰り返してはならないと訴えています。
寄せられた感想を紹介します。
「怖くてみたくないと思いました。でも見なければいけない気がして見ました。こんな恐ろしいことがおきていたなんて涙が止まりませんでした。」
「高校生の絵がとてもリアルで被爆のひどさを切実に訴えていて胸がいっぱいになった。写真とはまたちがう訴える力を感じた。救護が男性優先という絵をみて、現代にも通じる思想にあ然とした。命までもが『男性優先』なのか!と」。
今回の展示をご覧になった方は、7000名と発表しました。昨年よりも明らかに多くの方が立ち寄り、そして、男女、年齢をとわず、パネルと絵画を見ていかれました。
核兵器の廃絶を実現するには、市民の世論で、日本政府の姿勢を変えさせなければなりません。教育の大切さも感想ノートに記されていました。多くの市民に核兵器の非人道性を伝える企画を今後も行っていきます。